日記とメモ

岡田勇人の備忘録・活動録

2016.8.19

新宿のK’sシネマで黒川幸則『VILLEGE ON THE VILLEGE』を観てきた。七里圭とのトークショー付き。七里さんのトークは二度目だが(一度目は平倉さんとの「映画以後…」のトーク)やはり話がもっさりしていて、いまいち私にはヒットしない。映画は非常に面白いシーンが多かった。オープニングのエスニックなノイズ、環境音の扱い方が暴力的で好きだった。謎のハエの視点。これ絶対人間以外のものが見ている視点だよな、というショット。幽霊は物語の中にも出てくるが、カメラもまた幽霊化していくような不思議な映像。正確に思い出すことができないのだが、役者の運動(特に主人公の中西を演じる田中淳一朗の多動症的な動き)とやけに時間が遅延するカットつなぎ(ビール缶か何かを投げて受け取るようなシーンだったような気がする)が並存していて、多孔的とも言える幽霊村の量子論的な時間軸の流れを感じた(時間は重力によって歪む)。

見ている途中に何故か『この窓は君のもの』を思い返してていて、青春映画の絶対的に閉じた物語空間というかフィクションの閉鎖性のようなものを強く感じた。どっちも最後は車に乗って去っていくし。切なくなる。また観たい。